二刀流希望の大谷 渡米してから稼ぐマイナー契約は大正解
11日に今オフのメジャー挑戦を表明した大谷翔平(23)について、米メディアの多くは「意外」という受け止め方だった。
大リーグの新労使協定で、25歳未満の海外選手と契約する際に使える金額が制限された。そのため大谷はマイナー契約しか結べない。25歳まであと2年待てば200億円とも300億円ともいわれる金額が手に入るのに、なぜ、いま移籍するのか――とクビをひねっているのだ。「2年後の挑戦を勧める代理人もいる」とスポーツ専門局ESPN(電子版)が報じれば、CBSスポーツ(電子版)は「彼が最も優先するのはカネではない」と書いた。
大谷はかつて、メジャー移籍に関して「おカネじゃない」と言った。11日の会見では、発言がより具体的になった。二刀流に関して「もう自分だけのものではない」と話し、「自分は足りない部分の方が多い。もっと磨きたいし、そういう環境に自分を置きたい。そこに適している球団に行きたい」と言った。メジャーでも二刀流にはこだわりたいし、自分を磨ける球団、育成に理解のあるチームに行きたいということだ。