金本監督は高笑い 巨人の“虎キラー”マイコラス流出の痛手
今季まで巨人でプレーしたマイルズ・マイコラス(29)がカージナルスと2年17億5000万円の大型契約を結んだことで、阪神が小躍りしているという。
マイコラスは虎キラーだった。今季の阪神戦は3勝1敗。巨人3年目で初黒星こそ喫したが今季途中まで4連勝で、通算6勝1敗とカモにしていた。阪神から見れば、マイコラスは顔を見るのも嫌な天敵、目の上のたんこぶだ。
4月に8度目の対戦で初めて土をつけたものの、その後の7月の対戦では1点に抑えられ返り討ちを食らった。金本監督はこの時、「(マイコラスは)今年対戦した投手の中で一番良かった。ストレートのキレもカット気味のスライダーも。あれだけキレキレなのを見せられると、ある意味、今日は難しかったと思える。打線は責められない」と白旗発言。完全に諦めモードだった。
在阪マスコミ関係者がこう言う。
「阪神は巨人の田口も苦手にしていて、金本監督は『同じ投手にやられ過ぎ。去年から田口に何敗しているのか』とブチ切れたことがあるのに、マイコラスに負けるのは仕方ないと言わんばかり。宿敵の巨人から、そんな絶対的虎キラーが流出したのだから、一番喜んでいるのは金本監督ともっぱらですわ」