債券購入で援護射撃…貴乃花親方と裏金顧問の不適切な関係

公開日: 更新日:

 八角理事長がまだ理事長代行だった2015年、小林氏がある会社の債券70億円分を協会に買わせようとしたとき、援護射撃を行ったのも貴乃花親方だった。

「元顧問は当時、公益財団法人である相撲協会に内部留保が多いことは望ましくないと熱弁。『これは内閣府にもスポーツ庁にも指導されていることだ』とウソまでついて、八角理事長代行に債券購入を強く訴えた。結局、債券は買わなかったものの、むしろ貴乃花親方の方が『買うべきだ』と熱心に主張していたと聞いた」(前出の親方)

 そんな「深い仲」だからだろう。小林氏が16年1月に協会をクビになったときは、「なんで小林さんをクビにしたんだ!」「戻すべきだ!」と理事長室に怒鳴り込んだこともあった。

■協会から離れたあとも“密会”

 小林氏が協会から離れたあとも、両者が疎遠になったわけではない。それどころか以前にも増して、頻繁に交流を行っていたという。

 別の親方が言う。

「昨年10月に川崎大師で行われた北の湖前理事長の三回忌法要です。法要後の食事会で、貴乃花親方と元顧問、そして貴乃花一派の山響親方(元前頭巌雄)の3人だけが一角に固まり、ずっとヒソヒソとやっていた。その場には出羽海一門の親方衆以外に北の湖前理事長の遺族、生前に付き合いのあった人など、一般人の方々もたくさんいたのですが……」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  2. 2

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

  5. 5

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 8

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  4. 9

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  5. 10

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…