コーチが語る課題と可能性 清宮の「基本以前」の守備走塁

公開日: 更新日:

 新人合同自主トレのときに清宮の動きをチェック、根本的な部分から技術を学ばせる必要性を感じていたようだ。

 清宮自身は守備に関して、「思うがままにやってきた」と言う。そのため「手首を立てずに腕を使ってボールを捕る」といった、高校までにやっておくべき基礎中の基礎を教わっている。

 例えば、金子コーチが至近距離から左右交互にトスしたボールを逆シングルで捕る練習。両脚を開き、腰を落としながら、右側のボールは左手、左側のボールは右手で捕球するのだ。

 投手のように投げるたびに足を上げ、担ぎ投げのようになっているスローイングにもメスが入った。「テークバックが大きく、遠心力というか、力任せに投げている。これだと前へスムーズな体重移動ができないし、肩への負担がかかり、故障する可能性もある」と、金子コーチ。防球ネットを背中側においてスローイングをさせたりしたのは、あえて障害物を置くことでテークバックをより小さく、腕を後ろへ振り過ぎないようにするためだ。

 走塁は「偽走」とはどういうものか、というところからスタートしている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭