移籍難航のダル ドジャース残留希望も“ぜいたく税”の壁
さるメジャースカウトによれば、いまだ移籍先の決まらないダルビッシュ(31=ドジャースからFA)の希望球団は、ドジャースだという。
昨年のワールドシリーズで第3、第7戦に先発しながら、4失点、5失点で敗戦投手に。アストロズ打線に投球時のクセを盗まれていたのが原因らしく、今年はその借りを返して世界一になりたいそうだ。
そのドジャースは「ぜいたく税」に悩まされている。メジャーでは選手総年俸が一定の金額を超えると、課徴金を供出しなければならない。ドジャースは昨年、5年連続で規定を超えたため、オーバーした金額の50%にあたる約41億円ものカネを支払うことになった。
来オフには自軍のエース、カーショーを筆頭に有力選手が軒並みFA市場に出る可能性があるだけに、税率をいったん50%から20%に下げたい。そのためにも今年は選手の総年俸を抑える必要があるのだ。このオフは高年俸の主力を次々にトレードなどで放出しているものの、果たしてダルを取るだけの余裕が生じるかどうか。