青木復帰も複雑…ヤクルト小川監督が漏らした“頭痛の種”
安打製造機が7年ぶりに戻ってきた。
メジャーから古巣ヤクルトに復帰した青木宣親(36)が6日、キャンプ地の沖縄で入団会見。かつて身に着けていた背番号「23」のユニホームに袖を通すと、「久しぶりだなあ。入団会見みたい」と笑顔を見せた。
昨季、球団ワーストの96敗で最下位に沈んだ古巣について「ネットのニュースとかで見ていたけど、ちょっとメンタルやられますよね、あれだけ負けると。マイナスなイメージしか湧かないし、なかなか立ち直れないと思う」と同情。ヤクルトでの8年間では優勝経験がなく、「(日本最終年の)2011年のときに(2位で)優勝を逃している。ボクの中で日本の野球はそこで止まっている。ボク自身が前に進めたら。ヤクルトを優勝させることしか考えていない」と力強かった。
6年間でメジャー7球団を渡り歩きながら、通算打率.285。順応性の高さと打撃センスは衰えを感じさせず、同席した小川監督は「非常に大きな存在と思っている。技術はもちろん、精神的にも大きな存在」と話した。が、本紙記者がレギュラー当確であろう青木のポジションについて聞くと、途端に苦笑いを浮かべ、頭をかきながらこう続けた。