アンナ・ガッサーは最高難度の大技でスノボ2冠狙う
男子顔負けの大技を繰り出すテクニシャンだ。
昨年3月の世界選手権(スペイン)では、女子最高難度の「バックサイドダブルコーク1080」を世界で初めて成功。縦に2回転、横に3回転するアクロバチックな技を決めて100点満点で金メダルを獲得した。この技は現在、ガッサーと、日本代表の鬼塚雅しか成功しておらず、平昌では2人の一騎打ちとみられている。
ファンを魅了する空中姿勢の美しさ、華麗な身のこなしは幼少から続けてきた体操で培われた。生まれ故郷のフィラッハでスノーボードと並行して練習を重ね、体操ではジュニアのナショナルチームにも選ばれている。
ソチ五輪ではスロープスタイルで10位と惨敗。今大会は2種目に出場予定で、2冠も視野に入れている。