セビージャに2失点でマンU敗退 名将モウリーニョ解任危機
英プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドにとって、今季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)を制覇することが、英サッカー界の盟主の座をキープするためには至上命令だった。
リーグ優勝20回・CL優勝3回を誇る名門マンUだが、13―14年シーズンは同地区のライバルのマンチェスター・シティーに優勝をさらわれ、14―15年はチェルシー、15―16年はレスター、そして16―17年はチェルシーの後塵を拝してしまった。
今季17―18年シーズンも、マンCが勝ち点81点で首位を独走。マンUは2位といっても、勝ち点65と大差をつけられている。ちなみに3位のトットナム、4位のリバプール、5位のチェルシーが今季CLのベスト16に名を連ね、スペイン勢の3クラブ、イタリア勢の2クラブを圧倒している。
「W杯常連国の代表主軸が英プレミアに集中。欧州列強リーグでレベルの高さはダントツです。それが今季CLでの勢力図にきっちり反映された」(マスコミ関係者)
いずれにしてもマンUにしてみたら、今季リーグ戦の優勝を“よりによって”近隣の宿敵に持っていかれようとしている中、マンUが別格であることを見せつけるためにベスト16止まりは許されない。マンCが、すでにベスト8進出を決めており、なおさらである。