古巣相手に5四死球 それでも二軍に落とせない松坂の集客力
14日、中日の松坂(37)が古巣西武相手のオープン戦に先発した。
初回、適時打で失点すると、三回はまさに独り相撲。無死一、二塁になると投ゴロ野選で、満塁。満塁の場面で浅村を併殺に打ち取るも1点を失った。続く山川、外崎に2者連続死球を与え、再び満塁に。木村を中飛に仕留め、この回でマウンドを降りた。終わってみれば3回3安打2失点。毎回の四球を含む5四死球と散々な結果だった。
松坂はこの日がオープン戦2試合目。前回4日の楽天戦では2回2失点で四死球はゼロ。だからといって、課題の制球力が改善したわけではなかったようだ。
メディアはキャンプ中から「開幕ローテ入りも!」と騒いでいるが、現在の松坂に多くを期待できないことぐらいは誰でもわかる。しかし、かつて一世を風靡した人気は捨てがたい。スポーツマスコミも何とかかつての「怪物」で商売しようという魂胆なのだろう。
中日が松坂を獲得したのも、集客と宣伝効果を狙ってのもの。森監督は日刊ゲンダイに「(松坂が)来ただけでマスコミが騒ぐ。(中略)『客寄せパンダ』じゃないけど、パンダだって来ればみんな見にいく」と話していた。