翌日18ホールから2ホールに 全米OPプレーオフ短縮の真相
72ホールで決着がつかなければ2ホールのプレーオフ。それでも勝者が決まらなければサドンデス――。
これまで、最終日翌日の月曜日に18ホールのプレーオフを行っていた全米オープンが、今年から最終日の日曜日に2ホールのプレーオフを採用する。
「日曜日にメジャーを終わらせ、優勝者にトロフィーを与えるところを見せることが、ゴルフ界の誰にとっても重要であると私たちは知っている。プレーヤーやファン、ボランティア、オフィシャル、そしてテレビ局などからさまざまな意見を聞いたところ、誰にとっても利益になる」
全米ゴルフ協会(USGA)エグゼクティブディレクターのマイク・デービス氏のコメントだ。
全米オープンを取材、運営する側からすれば、日曜日に決着がつくのは大歓迎だ。
月曜日に決着をつけるというのは、ギャラリーだけでなく、テレビの視聴率が落ち、なによりプレーヤーをはじめとして、負担が大きい。プロから意見を聞けば、ほとんどが月曜日の18ホールプレーオフに反対するに決まっている。