周囲の悲観論もどこ吹く風 ハリル監督は“希代の策士”か?
日本代表の欧州遠征2試合目となるウクライナ戦(日本時間27日午後9時20分開始)の前日26日に公式会見が行われ、ハリルホジッチ監督が長々と弁舌を振るった。
会見は当地午後2時スタート。メディア陣の最初の質問に対して具体的に答えるでもなく、ひたすらアレコレと自説を主張しまくり、これだけで25分が経過。練習開始時刻は午後2時30分。結局メディア陣は「計2問」しか質問できなかった。 もっとも、ハリルホジッチの“ひとり芝居”は今に始まったことではない。むしろ「上機嫌であればあるほどベラベラとまくし立てる」(サッカー関係者)。
会見の最後には「ロシアW杯で成功してギンザでパレードしたい」と気を吐いた。
現地で取材中の元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏がこう言う。
「五輪メダリストたちの銀座パレードが羨ましかったのでしょうが、そのためには決勝トーナメントを勝ち進まないといけない。先日のマリ戦は低調な内容に終わりましたが、指揮官自身が『2カ月半後の(W杯)本大会で(チームを)ピークに持っていく』と公式会見でも胸を張って話していた通り、むしろ自信をみなぎらせている」