周囲の悲観論もどこ吹く風 ハリル監督は“希代の策士”か?
先日のマリ戦後、選手から「すぐ修正しないと手遅れ」などネガティブな発言が相次いだが、ハリルホジッチ監督は平気の平左なのである。
「4年前を思い出さないではいられません」と前出の六川氏が続ける。
「2014年ブラジルW杯のザッケローニ監督は、ハリルとは真逆なチームづくりでした。軸となる選手を固定してチームを熟成させ、W杯本大会前の米国合宿でコスタリカ、ザンビアとの調整試合で素晴らしいパフォーマンスを見せ、期待は膨れ上がりましたが、本番では1分け2敗と惨敗でした。ハリル日本の現状は<チームの骨格は定まらず、まだテストを繰り返している>です。しかし、ライバル国にしてみたら『誰がレギュラーなのか、どんなチーム戦術でW杯を戦うのか、見当もつかない』と混乱するばかりでしょう。意図的にやっているとするならば、希代の策士と言うしかない」
今は「そうであってほしい」と思うしかない。