W杯代表23人は新鮮味なし 本田や香川も選出の“忖度選考”
ロシアW杯の日本代表メンバー23人が31日午後4時に発表された。主力の顔触れは、1分け2敗で惨敗した14年ブラジルW杯とほとんど変わらず。
イタリアからメキシコに“都落ち”した本田圭佑(31)。2月から3カ月間ケガで戦線離脱し、本調子には程遠い香川真司(29)。右足首痛が長引いて千葉合宿では別メニュー調整が続いた岡崎慎司(32)のビッグ3は、30日の壮行試合ガーナ戦でも全盛時のパフォーマンスとかけ離れたプレーに終始しながら、本大会メンバー23人のリストに載った。
ハリルホジッチ前監督は、ビッグ3のパフォーマンス低下を理由に世代交代を推し進めようとしたが、スポンサー企業、大マスコミ、代理店の意向を忖度した日本サッカー協会が解任に踏み切り、J1名古屋監督を15年シーズンで辞めて以来、現場を離れていた西野朗監督を後釜に指名した。
日本代表は6月2日、事前合宿インスブルック(オーストリア)に向かい、9日にスイス、12日にパラグアイとテストマッチをこなし、19日のW杯1次リーグ初戦のコロンビア戦を迎える。
サプライズなし、新鮮味なし、上がり目なし――。そんなメンバーを、代表チームを初めて指揮する西野監督が率いてロシアに乗り込む。