完敗ガーナ戦で“オレ様”本田を「戦力にあらず」釜本氏苦言
ハリルホジッチ前監督が解任されたのが4月7日。日本代表が西野朗体制となって8週間が経過し、ようやくベールを脱いだ。
前任者は「タテに速くボールを入れろ」「デュエル(仏語で決闘。1対1の競り合い)に負けるな」をキーワードに、“ビッグ3”のFW本田圭佑(31)、FW岡崎慎司(32)、MF香川真司(29)をサブに回すなどして何とかチームを活性化しようとした。
後任の西野監督は「競争よりも共存」とした上に「実績を評価する」とビッグ3を復権させた。
あわせて、年齢的な衰えからパフォーマンスが落ちている主将MF長谷部誠(34)を再生させる目的もあって「3バック」を導入。DFラインを統率する3バックの真ん中を託した。所属するフランクフルトで慣れているポジションとあって、長谷部は「違和感はない」と大歓迎である。
■3バックの不安をいきなり露呈
西野ジャパンにとって「デビュー戦にして国内最終戦」となったガーナ戦(30日)は「3バックでスタート。FW本田が先発」と予想通りの布陣だった。