全米女子オープンで痛感…日本女子プロのぬるま湯体質
今年の全米女子オープン優勝はタイのアリヤ・ジュタヌガーン(22)。両親はバンコク近郊のゴルフ場でプロショップを経営しており、小さいころから芝の上でゴルフを覚えたのだと思う。
ジュタヌガーンは、アニカ・ソレンスタムを世界の女王に育てたピア・ニールソンにコーチを受けている。宮里藍が米ツアーに参戦したとき、すぐ「ニールソンをコーチにしたほうがよい」と本紙に書いたことがある。
しかし、宮里はお父さんに教わっていたので、米女子ツアーに参戦してもコーチをつけずに戦っていた。しかし、なかなか勝てないので4年近くしてからニールソンに師事したら、すぐエビアンマスターズで優勝し、それから勝ち星を重ねていった。ニールソンが来日して講演をしたとき聞きに行ったり、子供たちにゴルフを教えているのを見に行ったこともある。
「日本のジュニアゴルファーは練習場では非常にいいショットをしているけれど、コースで見ると、練習場のようなショットはなかなかできない」
そう言ったのを今でもよく覚えている。