著者のコラム一覧
菅野徳雄ゴルフジャーナリスト

1938年生まれ。岩手県出身。立教大卒。1964年からゴルフ雑誌の編集にたずさわり、中村寅吉をはじめ、河野高明、安田春雄、杉本英世、尾崎将司など、数多くのトッププレーヤーを取材。わかりやすい技術論と辛口の評論で知られる。「ゴルフ・トッププロのここを学べ」「ゴルフスウィングの決め手」「即習ゴルフ上達塾」などの著書がある。

全米女子オープンで痛感…日本女子プロのぬるま湯体質

公開日: 更新日:

 今年の全米女子オープン優勝はタイのアリヤ・ジュタヌガーン(22)。両親はバンコク近郊のゴルフ場でプロショップを経営しており、小さいころから芝の上でゴルフを覚えたのだと思う。

 ジュタヌガーンは、アニカ・ソレンスタムを世界の女王に育てたピア・ニールソンにコーチを受けている。宮里藍が米ツアーに参戦したとき、すぐ「ニールソンをコーチにしたほうがよい」と本紙に書いたことがある。

 しかし、宮里はお父さんに教わっていたので、米女子ツアーに参戦してもコーチをつけずに戦っていた。しかし、なかなか勝てないので4年近くしてからニールソンに師事したら、すぐエビアンマスターズで優勝し、それから勝ち星を重ねていった。ニールソンが来日して講演をしたとき聞きに行ったり、子供たちにゴルフを教えているのを見に行ったこともある。

「日本のジュニアゴルファーは練習場では非常にいいショットをしているけれど、コースで見ると、練習場のようなショットはなかなかできない」

 そう言ったのを今でもよく覚えている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動