著者のコラム一覧
河治良幸

1973年8月、東京都生まれ。青山学院大卒。サッカー専門紙「エル・ゴラッソ」日本代表担当。近著に「サッカー観戦バイブル」(成美堂出版)。

セネガル編<下>屈強なCB陣の緩慢プレーを狙っていきたい

公開日: 更新日:

 フィジカルに恵まれたセネガル守備陣は、欧州でも高い評価を受けている。西野ジャパンは、どんな攻撃を展開してゴールを奪えばいいのか? サッカー専門紙「エル・ゴラッソ」日本代表担当の河治良幸氏による「セネガル徹底分析」第3弾。

 ◇  ◇  ◇

 ――セネガルの選手たちは英プレミア、セリエA、ドイツ、フランスの強豪やトルコ、ベルギーなどの実力派クラブでプレーしています。日本は、どう攻めればいいのでしょう?

「ナポリの195センチCBクリバリはセリエAでも称賛されるほどクレバーですが、アンデルレヒトの192センチCBエムボジ、ハノーバーの196センチCBのC・サネといった選手は、フィジカルに恵まれて屈強な分、アバウトなプレーも散見されます。そこを狙っていきたいですね」

■両サイドのスペースを突く

 ――具体的には、どんなプレーをすればいいのでしょうか?

「セネガルは、ボールを支配して攻撃にスイッチが入ると右のガサマ、左のサバリの両サイドバックが攻撃に参加し、CB2人が左右のサイドに広がる。そしてボランチの189センチMFクヤテが下がり、CB2人の間に入って3バックを形成します。その時、どうしても左右両サイドにスペースが生まれ、そこをカウンターで狙うのが有効になると思います」

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