ポーランド編<下>オーソドックスな4バックには付け入る隙
エースFWレバンドフスキ(バイエルン)依存度の高いチームだが、2016年ユーロでベスト8進出に貢献した選手たちは健在。右MFブワシュチコフスキ(ボルフスブルク)と右SBピシュチェク(ドルトムント)との連係プレー、左MFグロシツキ(ハル)のドリブル突破など、日本DF陣は手を焼かされつつ、どう攻撃の糸口を見いだしていくか? サッカー専門紙「エル・ゴラッソ」日本代表担当の河治良幸氏による「ポーランド徹底分析」第2弾。
(聞き手=六川亨・元サッカーダイジェスト編集長)
――W杯欧州予選で格下のカザフスタン、アルメニア、モンテネグロといったチームに失点。8勝1分け1敗の好成績ながら、10試合で14失点を喫しています。日本にもゴールチャンスありとみます。
「守備はオーソドックスな4バック。ゾーンで守ってきます。良質なクロスさえ入れば、シュートにまで持っていけるでしょう。DF陣の中心であるCBのグリクが合宿中に肩を負傷。吉田のサウサンプトンのチームメートで22歳のベドナレクが代役になりますが、代表での経験不足に付け入る隙はあります。CBパズダン、右SBのピシュチェクらは30オーバー。若返りが遅れています。大迫、宇佐美、原口、武藤らスピードのある選手に期待しましょう」