婚約発表の平幕勢 賞金ランク4位・比嘉真美子との年収格差
「髪結いの親方」になるかもしれない。
17日、前頭2枚目の勢(31)が正代を上手投げで撃破。これで5勝5敗となり、星をイーブンに戻した。勢は今場所直前、女子プロゴルファーの比嘉真美子(24)と婚約していたことを発表。「僕だけの真美ちゃんになってください」と、プロポーズしたことも明かした。
その直後とあって、「不甲斐ない姿だけは見せられない」と思うのが人情というもの。何とか勝ち越して、意地を見せたいはずだ。
一方で、勢と比嘉の間には、埋められない“格差”がある。ズバリ、収入だ。平幕の年収は約2000万円。懸賞金や祝儀を含めたところで、現在の地位では大きな上積みは期待できない。年齢と近年の相撲内容からすると、自身最高位である関脇(2016年5月場所)への復帰も難しいだろう。
比嘉は今年の獲得賞金額は、ランク4位の約6600万円だ。昨年も約6867万円だった。あるツアー記者は「実際の収入はその倍以上ではないか」と言う。
「比嘉は現在の女子プロでもトップクラスの選手。クラブはPING、ウエアはジャックバニー、ボールはタイトリストと契約を結んでおり、所属している東洋ゴム工業からのスポンサー料もある。これだけでも数千万円の収入です。年齢も若いので、30歳まで毎年1億円の賞金を稼げる実力者ともっぱらです」
勢は引退して親方になれば、定年まで最低でも年収1200万円が約束されている。だが、プロのスポーツ選手という「土俵」で考えれば、むしろ格差カップルである。世間的な知名度はともかく、勢の「逆玉」というのが実情だ。