ブランク3カ月の深刻影響 エ軍・大谷にまた大ケガの可能性
再スタートで課題を残した。
エンゼルス・大谷翔平(24)が2日(日本時間3日)のアストロズ戦で復帰登板し、2回3分の1を1本塁打を含む2安打2失点。49球で降板し、2敗目を喫した。
立ち上がりに、直球の最速は159キロをマーク。痛めていた右肘の不安を感じさせなかった、が、二回に先頭ゴンザレスの打球にとっさに反応。伸ばした右手で打球をはじくアクシデントに見舞われた。一回を投げ終えた後には腰に張りを訴え、右手への衝撃もあって、三回には球速が145キロまでダウン。リードオフマンのスプリンガーにキレのない変化球を捉えられて一発を浴びた。
二刀流の復帰マウンドにソーシア監督は「腰の張り、右手に打球を受けたので、これ以上投げさせる必要はないと判断した。ただ、(痛めた)右肘は何も問題なかった」と及第点を与えた。
3イニング目に球威が落ちたのは、単なるスタミナ不足の可能性もある。指揮官は腰と中指に関しては軽症を強調したが、大谷にとって患部の状態以上に不安なのは実戦感覚に狂いが生じていることだ。