ブランク3カ月の深刻影響 エ軍・大谷にまた大ケガの可能性
スポーツ専門チャンネル「Jスポーツ」のメジャーリーグ中継で解説を務める評論家の三井浩二氏がこう言う。
「投手としての練習再開後の大谷は、傘下のマイナー選手相手に行った実戦形式の打撃練習に登板しただけで、緊張感のあるマイナーの公式戦で投げなかった。それに加えて、日本のようにシーズン中は投手が守備練習する機会はほとんどないため、守備でも生きた打球から遠ざかっていた。通常ならグラブを差し出す場面で、無意識に右手が出てしまったのは、マウンドでの試合勘、実戦感覚が低下しているからだと思う。下手をすれば大ケガにつながりかねない」
大谷はローテーション通りなら、今季は4試合に登板予定。右肘の状態も含めて無事に1年目のシーズンを終えられるか。