プホルス今季絶望で エ軍大谷「4番・投手」の現実味と重圧
いよいよ、二刀流としてフル稼働か。エンゼルス・大谷翔平(24)が、投打の主軸として起用される可能性があるからだ。
ソーシア監督は30日(日本時間31日)、遠征先のヒューストンで試合前に会見し、大谷が9月2日(同3日)のアストロズ戦で投手として復帰すると発表した。6月6日(同7日)以来、約3カ月ぶりのメジャーのマウンドとなる。
前日には主砲プホルスが左膝の手術を受けて、今季残り試合を欠場することが明らかになった。ここまで117試合に出場し、打率2割4分5厘、19本塁打、64打点。5月には史上32人目の通算3000安打を達成した。
主砲の離脱で投手復帰が決まった大谷は、マウンドだけでなく、打席でも中心を担うことになる。今季ここまで7試合で務めた4番での成績は、26打数7安打の打率2割6分9厘、2本塁打、6打点。メジャーのマウンド復帰後は「投手・4番」としてスタメンに名を連ねる可能性もある。
米野球記録サイトなどによれば「4番・投手」が実現すれば、ベーブ・ルース(ヤンキース)が1920年6月1日のワシントン・セネタース戦に出場して以来、98年ぶり、メジャー史上2度目のことになる。この試合でルースは勝利投手に。打者としては4打数2安打1打点と、投打にわたる活躍で、チームの勝利に貢献したが、本塁打はなかった。大谷が「投手・4番」として出場し、本塁打を放てば、史上初の快挙となる。