パナマに3発快勝で露呈…W杯組と南野との連係に微妙なズレ
森保ジャパン体制2試合目となった12日のパナマ戦(新潟)。初陣のコスタリカ戦(9月11日)では不在だった「ロシアW杯レギュラー組」が初めて加わり、FW大迫勇也(28=ブレーメン)とMF原口元気(27=ハノーバー)が先発出場した。
試合は序盤から日本のペース。トップ下を任されたMF南野拓実(23=ザルツブルク)が中心になって攻撃を組み立て、前半42分にはその南野がボランチのMF青山敏弘(32=広島)の縦パスを受け、DF2人のマークをかいくぐって最後はGKのポジションを見極めながら、冷静にゴール左に流し込んで先制した。
「ここまで南野は期待通りのパフォーマンスを見せ、今の森保ジャパンは<南野のチーム>と言っていいでしょう」と元サッカーダイジェスト編集長の六川享氏が続ける。
「コスタリカ戦では、南野に加えて24歳のMF中島翔哉(ポルティモネンセ)と20歳のMF堂安律(フローニンゲン)が好連係を見せましたが、パナマ戦のロシアW杯レギュラー組の大迫と原口とのコンビネーションに関しては、南野とは<ズレがあった>と言わざるを得ないでしょう。3人とも互いのストロングポイントをしっかり把握した上で何とか生かそう、生かそうと意識しながらプレーしていたが、フィットしない場面が少なくなかった」