東京五輪も21年WBCもMLBはNG 大谷の侍J入りますます遠のく
前回大会(17年)で初優勝した米国代表のジム・リーランド監督のもとには、自軍の選手の起用法に注文を付ける各球団のGMから電話がひっきりなしにかかってきたそうだ。
大谷は、20年に二刀流として完全復活が見込まれる。大谷が受けた肘の腱を修復するトミー・ジョン手術は、復帰後2年目に最高のパフォーマンスを発揮するケースが少なくない。次回のWBCが行われる21年は、二刀流としてフル回転が期待できるだけに、エンゼルスが大谷の出場を簡単に認めるはずがないのだ。
そもそも、WBC出場のハードルは高い。MLBが選手の故障に備えて傷害保険に加入する。年俸は安くても二刀流の価値はすでに全米で認知されている。保険金は莫大な金額になる可能性もあるだけに、やはり出場は現実的ではない。
前回大会は右足首の故障で辞退した大谷。21年も侍ジャパンのユニホームを着ることはなさそうだ。