あるか鹿島vsアルアイン クラブW杯決勝アジア対決の実現は

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 20分後。DF内田のパスからペナルティーエリア内に侵入して「切り返したら(相手の足が自分の)足に引っかかった」とPKを獲得。これをセルジーニョが決めた。

 さらに19歳のMF安部が「あんなに気持ち良く決まったのは初めて」と言うように、巻いたシュートが芸術的な軌道を描きながら決まった。

■塩谷「鹿島と戦える可能性があるのは楽しみ」

 見事な逆転勝利を収めた鹿島は、日本時間20日午前1時半開始の準決勝で欧州王者レアル・マドリードと対戦する。取材を終え、記者席に戻ってアフリカ王者エスペランス(チュニジア)―元日本代表DF塩谷司を擁するアルアイン(UAE)戦を観戦した。驚いたことにエスペランスのサポーターの方が多くて応援も熱狂的だったが、アルアインがスタートから積極的なサッカーを披露。3―0で完勝して準決勝(同19日午前1時半開始)南米王者リーベルプレート(アルゼンチン)と対戦する。

 試合後、塩谷は「(互いに勝ち上がれば)決勝で鹿島と戦える可能性があるのは楽しみ。ですがリーベルも強いのでそこに集中したい」と話してくれた。鹿島もアルアインも“格上”相手に挑むわけだが、準決勝で勝利を収め、世界クラブ王者決定戦で史上初のアジア勢対決が実現するだろうか? 興味は尽きない。

(河治良幸/サッカー専門紙「エル・ゴラッソ」日本代表担当)

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