あるか鹿島vsアルアイン クラブW杯決勝アジア対決の実現は

公開日: 更新日:

 20分後。DF内田のパスからペナルティーエリア内に侵入して「切り返したら(相手の足が自分の)足に引っかかった」とPKを獲得。これをセルジーニョが決めた。

 さらに19歳のMF安部が「あんなに気持ち良く決まったのは初めて」と言うように、巻いたシュートが芸術的な軌道を描きながら決まった。

■塩谷「鹿島と戦える可能性があるのは楽しみ」

 見事な逆転勝利を収めた鹿島は、日本時間20日午前1時半開始の準決勝で欧州王者レアル・マドリードと対戦する。取材を終え、記者席に戻ってアフリカ王者エスペランス(チュニジア)―元日本代表DF塩谷司を擁するアルアイン(UAE)戦を観戦した。驚いたことにエスペランスのサポーターの方が多くて応援も熱狂的だったが、アルアインがスタートから積極的なサッカーを披露。3―0で完勝して準決勝(同19日午前1時半開始)南米王者リーベルプレート(アルゼンチン)と対戦する。

 試合後、塩谷は「(互いに勝ち上がれば)決勝で鹿島と戦える可能性があるのは楽しみ。ですがリーベルも強いのでそこに集中したい」と話してくれた。鹿島もアルアインも“格上”相手に挑むわけだが、準決勝で勝利を収め、世界クラブ王者決定戦で史上初のアジア勢対決が実現するだろうか? 興味は尽きない。

(河治良幸/サッカー専門紙「エル・ゴラッソ」日本代表担当)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    NHK新朝ドラ「あんぱん」第5回での“タイトル回収”に視聴者歓喜! 橋本環奈「おむすび」は何回目だった?

  4. 9

    歌い続けてくれた事実に感激して初めて泣いた

  5. 10

    フジ第三者委が踏み込んだ“日枝天皇”と安倍元首相の蜜月関係…国葬特番の現場からも「編成権侵害」の声が