高額契約金でJ.ローズを獲得した「本間ゴルフ」の勝算

公開日: 更新日:

 プロの好みに合わせて、オリジナルアイアンを作ることは、日本メーカーが得意とするところだ。昔から、尾崎将司青木功、中嶋常幸、丸山茂樹ら、時代を代表するトッププロの好みに合わせて、プロの名前を冠したモデルを作ってきた歴史がある。プロの注文を聞いて、プロ好みの特注クラブを仕上げるのは簡単なのだ。

 ゴルフ用品市場がグローバル化するなかで、プロの注文に細かく対応する日本の技術力の高さがローズに評価されたともいえる。

■欧米での知名度アップも狙い

 また、クラブの契約本数が10本で自由度が大きいことも選んだ理由であると考えられる。契約の10本が具体的にどの番手なのかは不明だが、4本は他社メーカーのクラブを使用できるフリーハンドを得たのも大きい。

 テーラーメイドと契約していた時にローズはテーラーメイドのパターを使用していたが、ファーマーズに勝った時にはオデッセイのパターだった。トッププロにとってパッティングは成績に直結する。違うメーカーのパターを使いたくて、クラブ使用契約を変更することは欧米プロにはよくあるケースだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  2. 2

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

  5. 5

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 8

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  4. 9

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  5. 10

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…