著者のコラム一覧
宮崎紘一ゴルフジャーナリスト

迷走するJGTO “モテる男子プロ”育成に4500万円のムダ遣い

公開日: 更新日:

 米PGAツアーは2017年1月に日本支社を設立し、今年10月には、日本で大会(ZOZO選手権)を開催する。今や世界をターゲットにビッグビジネスを展開しているが、数年前から日本進出の“手土産”代わりに、日本ゴルフツアー機構(JGTO)に年間50万ドル(約5450万円)の支援金・開発イニシアチブ料を支払っており、さらに今年はZOZO選手権の協賛金25万ドル(約2725万円)が上乗せされ総額75万ドル(約8175万円)になったのはあまり知られていない。

 JGTOはこの資金を基に2019年を「開発元年」と位置づけ、男子ゴルフツアー復活に向けて「攻める」ためのさまざまなテストを行うと、理事会で正式決定した。その意気や良しだが、そのメインテーマがなんとも“幼稚”というかピント外れなのには呆れる。

 なんと人気回復の秘策が“モテる男子プロの育成”だという。このテーマを専門の企画会社に依頼、企画料その他に米PGAツアーからの貴重な支援金のうち4500万円を投じるのだ。そのアイデアの基となったのは、プロ野球広島カープで話題になった「カープ女子」やサッカーJリーグ、セレッソ大阪の「セレッソ女子」だという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース