前JGTO副会長が吐露 男子2試合“消滅”は青木功会長が招いた

公開日: 更新日:

 男子ツアーの人気低迷が止まらない。2019年の日程は前年より1試合減少し、国内開催は23試合になる。同時にギャラリー数、テレビ視聴率は低下する一方で、歯止めがかからない。内情をよく知る日本ゴルフツアー機構(JGTO)前副会長の大西久光氏に話を聞いた。

 ◇  ◇  ◇

 ――昨年12月に、今季男子ツアー日程が発表されました。1試合(ISPSハンダマッチプレー、レオパレスミャンマーオープンが中止、ZOZOチャンピオンシップが新設)もなくなって、低迷に歯止めがかかりません。国内競技で最高賞金額のISPSハンダマッチプレーがなくなったのは、周囲が考える以上に男子ツアーにとってダメージが大きいと思います。私がJGTO副会長時代に考えていた構想が大きく崩れてしまいました。

 ――マッチプレー1試合だけで、2億3000万円の賞金が消えたわけですからね。マスコミはまったく報じませんが、企業だったら大損害を与えたことでトップの責任が問われます。退任になってもおかしくない。でも、青木会長に何のとがめもない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇