プロが解説 アマは1m以内のパットでも“ピン抜かず”が正解
【HSBC女子選手権】
3アンダー、6位タイでスタートした畑岡奈紗(20)は72。スコアを伸ばせず10位タイに後退。18番では2メートルのバーディーパットが打ち切れず悔しいフィニッシュとなった。
パットといえば、今年からゴルフルールが大幅に変更され、グリーン上でピンを抜かずにプレーすることもできるようになった。畑岡の出場している試合を見ていると、10メートル以上のロングパットでは多くの選手がピンを抜かずに打っていたが、並木俊明プロは「アマチュアはなるべくピンを差したまま打つべきです」と言って、こう続ける。
「今は大きなベントグリーンが主流で20メートル以上のファーストパットを打つケースも多いでしょう。10メートル以上のロングパットはピンを差したままの方が距離感を合わせやすい。しかし、アマチュアの場合、1メートル以内のパッティングでもピンを抜かずに打つべきです。私はこのルールができてからグリーン上で何度も実験しました。パッティングの打球は順回転で転がっていくので、よほど強く打たない限り1メートル以内でもピンに当たるとカップインします。強くなければピンの真正面に当たらなくても入ります。グリーン外からのアプローチがピンに当たって大きくはじかれるケースが多いのは逆回転がかかっている時です。ピンを抜かずにプレーすればプレースピードも速くなります」
ちなみに、順回転のボールはグリーンの芝目に影響されにくいし、伸びもいい。お試しあれ。