トランプ政権が新たな規制 キューバ人選手獲得に“横やり”
米政府は大リーグ球団によるキューバ人選手獲得に関して新たな規制を設けることが8日(日本時間9日)までに分かった。複数の米メディアが伝えている。
報道によれば、ベネズエラやキューバの体制を批判するジョン・ボルトン大統領補佐官が「キューバは野球選手を利用しようとしている。国民的な娯楽がキューバやベネズエラ政権の手助けをするようなことはあってはならないことだ」との声明を発表した。
キューバ人選手を巡っては、これまで亡命して米球界入りするケースが相次いだため、MLB(大リーグ機構)とキューバ野球連盟は昨年12月、選手移籍に関する協定を交わした。キューバ側が作成した移籍可能選手のリストをもとに、米各球団が自由に選手を獲得できることになっていた。今月2日には、キューバ連盟が初めて移籍可能な34選手を発表したばかり。
ESPN(電子版)などによると、トランプ政権はMLBに対し、厳格な移籍に関するルール策定を求めているという。