メジャーに“キューバルート”が 日本人予備軍で割食うのは

公開日: 更新日:

 メジャー志望のプロ野球選手にとって、これはもう、黒船来航クラスの衝撃になるのではないか。

 大リーグ機構と選手会は19日、キューバ野球連盟と、キューバ選手の移籍手続きについて、日本のポスティングシステム同様の制度を設けることで合意したと発表した。

 キューバの選手は25歳以上で6年以上のプレー経験のある「プロ」と、18歳以上の「アマ」に分かれる。プロの移籍は契約総額の15~20%の譲渡金、マイナー契約のみになるアマは契約金の25%の譲渡金が生じる。

 これまでキューバ選手のメジャー挑戦は密入国や亡命によって行われてきたが、合法的なルートが確立されたことでメジャー入りする選手が増えるのは確実だ。

「選手は命懸けで海を渡る必要がなくなり、メジャー球団も法外な契約を結ばずに済むようになります。キューバの選手は続々とメジャーに流れるでしょう」と、アメリカ野球愛好会代表で法大講師の鈴村裕輔氏がこう続ける。

■投手もキューバには好素材ゾロゾロ

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…