エ軍“もう1人の二刀流”昇格は大谷リリーフ起用への布石か
■4戦連続安打も4度の好機で凡退
エンゼルス・大谷翔平(24)は小休止といったところか。
15日(日本時間16日)のツインズ戦は七回の第4打席で中前打を放ち6打数1安打。4試合連続安打としたが、好機では凡退を繰り返した。
相手の先発右腕オドリッジに対し、五回まで2度の好機で打ち取られると、八回2死一、二塁で5番手右腕パーカーの低めの変化球にバットが空を切った。3点を返して7―8と1点差に詰め寄った九回2死満塁の逆転機では、外寄り高めの直球を捉えきれず遊ゴロに倒れて最後の打者に。連続打点も3試合でストップした。
■長打力を生かすために
この日の試合前には、大谷に続く若手二刀流ジャレッド・ウォルシュ投手兼一塁手兼外野手(25)が昇格。「8番・一塁」でスタメン起用され、メジャー初安打を含む3安打と結果を残した。今季3Aでリリーフ投手として5試合(計5イニング)に登板し、1勝0敗、防御率3.60。打者として37試合で打率3割2厘、10本塁打、26打点。一塁(15試合)と右翼(3試合)の守備に就き、登板時も含めて計147.1回で無失策。ベテラン内野手のプホルス(39)と一塁で併用された打撃不振のボーア(打率1割6分3厘)に代わって初めてメジャーの舞台に立った。