悲願メジャーVへ 30歳“安定”ファウラー5アンダーの好発進
【全米オープン】初日
会場のグリーンはポアナ芝で、ボールが不規則な転がりをするため1メートル前後のショートパットですらライン読みに神経を使うことで知られる。
だからジュニア時代からポアナ芝に慣れた米西海岸育ちのプロが有利とみられ、初日5アンダーの好発進を見せたのは地元カリフォルニア出身のリッキー・ファウラー(30)だ。
米ツアーでは最終日になると卒業したオクラホマ州立大スクールカラーのオレンジ色ウエアを着て、カラフルなファッションも人気を集める。
すでに米ツアー5勝、世界ランク11位の実力者であり、メジャー大会はマスターズ(2018年)、全米オープン(14年)、全英オープン(同)と2位が3回あり、トップ10入り10回。いつメジャータイトルを手にしてもおかしくないくらい経験が豊富で、パワーランキング(優勝予想)は12位に挙げられていた。
初日はティーショットが安定して、フェアウエーを外したのは1回だけ。6バーディー(1ボギー)を積み上げて66でホールアウト。悲願のメジャータイトル取りに大きくリードした。