エ軍大谷は打率3割前後維持 7月好調は“ビデオ予習”にあり
7月に入って以降、打率3割前後をキープしているのがエンゼルスの大谷翔平(25)だ。
日本時間17日現在、58試合に出場して打率.298、14本塁打、40打点。3番打者として欠かせない存在になっている。
25歳の誕生日となったアストロズ戦(日本時間6日)では、サイ・ヤング賞投手のバーランダーの高め直球を左中間へ放り込む13号ソロ。バーランダーのスピンの利いた高め直球は最も本塁打になりにくいボールといわれるだけに、敵も味方も口をあんぐり。マウンド上の右腕は苦笑いだった。
大谷はチームの練習が始まる前、球場でその日の相手投手の映像を入念にチェックしているという。本拠地ではビデオルームに入っていく姿が目撃されていて、「投手の球種や特徴を細かく調べているのでしょう。ビデオを見ながら、しきりにメモしている」という声も周辺にはある。
大谷はかつて、日刊ゲンダイのインタビューに答えてこう言っている。
「打席に入ったときにもう、勝っているか、勝っていないかの話です。打席に入ったとき、ピッチャーと向かい合ったときに打てそうな気がするとか。打てそうな気がして凡退してしまうのと、打てなさそうな気がしてもヒットになるのとでは全然違う。ボールの見え方もそうですし。僕としては打ち損じてるくらいの方がいいのかなと思う」