大谷に続くか…マッケイ育てたレイズの二刀流育成システム
レイズの二刀流がメジャーデビューを果たした。
2017年ドラフト1巡目のブレンダン・マッケイ(23=ルイビル大)だ。6月29日のレンジャーズ戦で先発し、6回無失点の好投でプロ初勝利を挙げると、中1日で7月1日のオリオールズ戦に指名打者として出場した。
二刀流といえば、エンゼルスの大谷翔平(24)。エンゼルスは入団当初から先発6人制の導入を巡って右往左往するなど起用法に関して手探り状態が続いている。
レイズは、17年オフに大谷獲得に乗り出した球団のひとつ。レイズの地元紙によると、球団上層部はもちろん、インターンまで総出でプレゼン用の資料作りに駆り出されたそうである。その際、参考にしたのがマッケイの育成プランだという。マッケイは入団してまず、マイナー全7組織の5番目にあたる「ショートシーズンA(A-)」に所属、昨季はルーキーリーグや1Aでプレーし、今季は開幕から2A、3Aとトントン拍子に階段を上がってメジャーデビューを果たした。
レイズは、マッケイの二刀流を成功させるため、球団を挙げて入念に育成プランを練り、当初の予定通り今年のメジャー昇格にこぎつけた。在米マスコミ関係者が言う。