本命マキロイ「不運な一日」地元ファンの期待裏切る大乱調
【全英オープン】初日
出だし1番パー4のティーショットがまさかのOB。スタートのつまずきが「大本命」の一日を狂わせた。
地元北アイルランド出身のローリー・マキロイ(30)は、パワーランキング1位に挙げられていた。大きな期待を背負っていたが、今大会の第1打を左に大きく曲げてOB。第4打も左のブッシュに打ち込みアンプレアブルで6オン2パットの「8」。3番はグリーン奥にこぼし、3.5メートルのパーパットを外す。7番、9番でバーディーを奪うも、16番は20センチのボギーパットを安易に打って外してダブルボギー。1つでも取り返したい18番でも痛恨のトリプルボギー。初日は8オーバー、150位タイ。首位と13打差は、地元ファンの期待を大きく裏切った。
北アイルランドで全英が開催されるのは1951年以来68年ぶり。マキロイやD・クラーク(50=2011年全英優勝)の働きかけも大きかった。マキロイの10歳の誕生日に、父親がこのコースで初めてプレーさせてくれた記念のリンクスなのだ。05年に16歳で出場した北アイルランド・アマチュア選手権ではコースレコードの61をマーク。地元の英雄が「THE OPEN」を制するシーンをひと目見ようと、チケットは早々に完売と、開幕前から盛り上がっていたが、マキロイの出遅れにファンはがっかりだ。