バルサ戦よりシティ戦を選んだのは名将ペップがいたから
マンチェスター・シティ来日 特別寄稿(上)
とんでもないチームが来日したもんだ。世界最高峰リーグと呼び声高きイングランド・プレミアリーグを連覇中の強豪である。しかも……2017-2018年シーズンに勝ち点100を積み上げてリーグ新記録を打ち立てたと思えば、昨季2018-2019年シーズンは、前人未到の国内タイトル(プレミアリーグ/FAカップ/カラバオカップ/コミュニティー・シールド)総なめの偉業を達成した。そんな<メガクラブ>マンチェスター・シティ(以下シティ)が初来日をしたとなれば、心中穏やかにいられるはずがない。それがフットボールファンの性である。
実は試合同日に神戸では、ヴィッセル神戸ーFCバルセロナ戦という話題満載な“裏”カードが行われることは周知の事実。しかし、筆者は<横浜>での現場取材を選んだ。理由はひとつ。バルサは来年もやって来るという<画を描けた>が、シティの次の来日はいつになるか、分からないが気がしたからである。
それにしても、サッカークラブ資産価値ランキングの3位と5位を生意気にも天秤に掛けている。それが日本で起きている贅沢極まりないこの状況に、多額のスポンサーフィーを支払う日系企業の企業努力に対して感謝の念を抱いたことは記しておきたい。