死球→大乱闘から一夜…西武山川は意地の「完璧」決勝34号

公開日: 更新日:

 14日のオリックス戦。西武が4点を追う三回、同点に追い付いてなおも2死三塁のチャンスで死球を食らったのが山川だ。

 試合開始時点でリーグトップの33本塁打。内角を攻められるのは強打者の宿命とはいえ、両軍合わせて5死球、乱闘騒ぎで3人の退場者が出た翌日の試合だ。開始前に両監督が“和解”したらしいが、リーグトップに並ぶ13死球目を食らった本人には内心、期するものがあったに違いない。

 西武が1点を追う八回無死一塁で、この日4回目の打席が回ってきた山川の当たりは、左翼スタンドに飛び込む特大の逆転34号2ラン。これが決勝打となって西武は5連勝だ。

「このところ調子が出なくて一生懸命、バッティング練習をしていたからね。山川のホームランはチームを変える。彼の本塁打で勝てたことがうれしい」と相好を崩したのは辻監督。ぶつけられたモヤモヤを本塁打で晴らした山川は「競った場面で打って勝てたことは本当にうれしい。完璧な当たりだったと思う」と自画自賛した。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された