カブスの優勝は無理?ダルビッシュを悩ます「ヤギの呪い」
カブス・ダルビッシュ有(33)が21日(日本時間22日)、5勝目(6敗)をかけてジャイアンツ戦(シカゴ)に登板。
前回15日のフィリーズ戦では7回を4安打無失点、10奪三振、無四球。救援投手が打ち込まれて白星はつかなかったものの、1908年以降では球団史上初の4戦連続先発で、8奪三振以上、無四球を記録した。
今季は序盤から不振が続き、先発10戦連続勝敗がなく、こちらも球団記録を更新した。今季はよくも悪くも記録尽くし。ここ7試合(計42・0回)では2勝2敗ながら、防御率2・36と安定しているが、エース右腕としての真価が問われるのはこれからだ。
昨季、ナ・リーグ中地区の老舗球団に移籍してから、本拠地リグレーフィールドでの相性は決して良くないからだ。今季は12試合(計64・2回)に投げ、2勝3敗、防御率4・73。通算16試合(同84・0回)で2勝6敗、防御率4・82と、打ち込まれているのだ。
ダルに限ったことではないにしろ、リグレーには投手に不利な条件が揃っている。極端に狭いファウルゾーンやシカゴ特有の強風が投手の足かせになっているとされる。さらに、熱狂的なファンが多い土地柄のため、結果が芳しくない高給取りは辛辣なブーイングを浴びることも、カブスのスター選手に計り知れないストレスになっているようだ。