これも指揮官の適性 森保監督の運の強さに感じ入っている
サッカー日本代表が5日、キリンチャレンジ杯でパラグアイと対戦。10日には2022年カタールW杯アジア2次予選の初戦となるミャンマー戦が控えている。
森保ジャパンがアジア2次予選で勝ち点を失うことはないだろうが……ミャンマーがビルマと呼ばれていたころの話だ。
1970年代前半にユース代表の一員として東南アジアに遠征した。ミャンマーの選手は俊敏でスピードがあり、運動量も豊富だった。何よりも闘争心の塊だった。
ミャンマーと韓国との一戦でのひとコマだ。
コーナーエリア付近で両軍選手の小競り合いが始まり、ミャンマー選手のひとりがコーナーフラッグを引き抜き、韓国選手を殴打し始めた。今どきの強化プラスチック製ではなく、当時は木製だったので十分に“凶器”になり得る。コーナーフラッグをブンブン振り回しているミャンマー選手を見ながら当時、17歳だった田口少年は「勝利への凄まじい執念」に度肝を抜かれたものである。
パラグアイと戦った森保ジャパンは6日に日本を離れ、ミャンマーに赴いてアウェー戦を戦う。