著者のコラム一覧
田口光久サッカー解説者

1955年2月14日生まれ。秋田県出身。秋田商高から三菱(現浦和)入り。76年に日本代表入りを果たし、日本代表Aマッチ59試合に出場。B、Cマッチを含めると161試合で代表守護神として活躍した。現役を引退する84年まで代表主将を務め、引退後は秋田経法大付属高、青森山田高、遊学館高、国際学院高サッカー部監督を歴任した。

これも指揮官の適性 森保監督の運の強さに感じ入っている

公開日: 更新日:

 サッカー日本代表が5日、キリンチャレンジ杯でパラグアイと対戦。10日には2022年カタールW杯アジア2次予選の初戦となるミャンマー戦が控えている。

 森保ジャパンがアジア2次予選で勝ち点を失うことはないだろうが……ミャンマーがビルマと呼ばれていたころの話だ。

 1970年代前半にユース代表の一員として東南アジアに遠征した。ミャンマーの選手は俊敏でスピードがあり、運動量も豊富だった。何よりも闘争心の塊だった。

 ミャンマーと韓国との一戦でのひとコマだ。

 コーナーエリア付近で両軍選手の小競り合いが始まり、ミャンマー選手のひとりがコーナーフラッグを引き抜き、韓国選手を殴打し始めた。今どきの強化プラスチック製ではなく、当時は木製だったので十分に“凶器”になり得る。コーナーフラッグをブンブン振り回しているミャンマー選手を見ながら当時、17歳だった田口少年は「勝利への凄まじい執念」に度肝を抜かれたものである。

 パラグアイと戦った森保ジャパンは6日に日本を離れ、ミャンマーに赴いてアウェー戦を戦う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇