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田口光久サッカー解説者

1955年2月14日生まれ。秋田県出身。秋田商高から三菱(現浦和)入り。76年に日本代表入りを果たし、日本代表Aマッチ59試合に出場。B、Cマッチを含めると161試合で代表守護神として活躍した。現役を引退する84年まで代表主将を務め、引退後は秋田経法大付属高、青森山田高、遊学館高、国際学院高サッカー部監督を歴任した。

これも指揮官の適性 森保監督の運の強さに感じ入っている

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 スペインリーグ1部デビューを果たした18歳MFの久保建英、セリエA1年生なのにベテランの風格を漂わせる20歳DF冨安健洋など注目選手は多いが、個人的には「森保監督の運の強さ」に感じ入っているところ。

 2017年10月に五輪代表監督に就任。翌年7月、五輪代表監督を兼任したままで日本代表の指揮官に就任した。すると左MFの中島がポルトガルの名門ポルトの背番号10を身にまとい、右MFの堂安がオランダの強豪PSVに引き抜かれ、FC東京の久保がスペインの超名門レアル・マドリードに移籍したと思ったら、鹿島MFの安部がバルセロナのユニホームに袖を通した。

 若武者たちが急成長している時期に日本代表監督として采配を振ることができる――。この運の強さも、一国の代表チームを率いる資格のひとつだとすれば、森保監督は指揮官の適性を有している。健闘を祈る。

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