また腰痛でCS登板回避 G菅野「投げられません」の重症度

公開日: 更新日:

 エースが消えた。

 10日、腰痛を抱える巨人菅野智之(30)が、阪神とのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージでの登板を回避すると、宮本投手総合コーチが明かした。

 CS開幕前日の8日に一軍に合流。11日の第3戦での先発が内定したはずだった。が、9日にブルペンで投球した後、同コーチに「投げられません」と申告したという。

 菅野は我慢強い男である。それなのに自分で申し出たというから、深刻な状態なのは想像に難くない。同コーチは練習前、報道陣にこう説明した。

「チームのことを考えてくれたから、昨日彼に『ここまでいろいろ悩んできただろうし、つらい思いをさせたのは申し訳ない』と謝った。『勇気を持って言ってくれたことに、俺はありがとう』と言いました」

 昨日のブルペンでは30球ほど投げたという。「140キロは出ていたと思う。ただ、自分の中でのしっくり感っていうのがあるんじゃないか。不安もあるし、葛藤もあるし、責任感もあるし、総合的に彼が判断したってところでしょう」と同コーチ。二軍関係者によれば、合流前にファームで打撃投手を務めた際も、球速は140キロそこそこだったという。菅野が万全なら常時150キロを超える。10キロも遅いことになるが、それでも第3戦の先発を任せようとしたこと自体、首脳陣はどうかしている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  2. 2

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 3

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  5. 5

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  1. 6

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  2. 7

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 8

    雑念だらけだった初の甲子園 星稜・松井秀喜の弾丸ライナー弾にPLナインは絶句した

  4. 9

    「キリンビール晴れ風」1ケースを10人にプレゼント

  5. 10

    オリックス 勝てば勝つほど中嶋聡前監督の株上昇…主力が次々離脱しても首位独走