ウッズが歴代最多タイの偉業 ZOZO来日でいくら稼いだのか
賞金より高額出場料
ファッション通販サイトのZOZOが主催する今大会は賞金総額975万ドル(約11億円)。優勝賞金も175万ドル(約2億円)と高額だが、ウッズが久しぶりに日本を訪れたのは、トーナメント出場だけが目的ではない。
18日に来日したウッズは20日、ウエア契約を結ぶナイキのトークイベントでファンを沸かせ、その一環として明大和泉キャンパスを訪れ、体育会ゴルフ部(女子部)らとの交流イベントも行った。
翌21日には大会コースで、ウッズ、R・マキロイ、J・デイ、松山英樹の4選手による18ホールのスキンズマッチで2位タイとなり、6万ドル(約650万円)の賞金を手にした。
「それはチップみたいなもんですよ」と、あるツアー関係者が言う。
「今回のスキンズマッチは35万ドル(約3800万円)の分捕り合戦。その程度の賞金だけではトップ選手は出てくれない。当然、出場料(アピアランスマネー)が出ている。マッチの主催は、米ディスカバリー社です。昨年、米国以外の放映権についてPGAと12年間で20億ドル(約2240億円=当時)の巨額契約を結び、今年1月からゴルフ専門の映像プラットフォーム「GOLFTV」にウッズを起用。複数年のパートナーシップ契約を結んだウッズの契約金は日本円で50億円ともいわれている。今回のスキンズマッチはそれとは別に、100万ドル(約1億900万円)程度のアピアランスマネーが出ているはずです」
■まさに“おいしい”来日
ウッズは大会初日のホールアウト後、ドライビングレンジで約30分のゴルフクリニックを行い、多彩な技術を披露した。もちろん、これもファンサービスではない。
「主催はウッズが用具契約を結ぶテーラーメイドゴルフです。このイベントもギャラが出ている。たった30分でもウッズのクリニックです。10万ドル(約1090万円)なんてことはありません」(前出の関係者)
ということは、トークイベント、スキンズマッチ(賞金含む)、ゴルフクリニックだけでも、総額2億円前後の実入りがあったとみられている。
さらに、今大会の優勝賞金約2億円を加えて、ざっと4億円を稼いだとすれば、おいしい来日だったといえるだろう。
■松山猛追及ばず16アンダー2位
3打差2位の松山英樹(26)は、同16アンダーで終え、米ツアー6勝目はならなかった。13番から再開した松山は16番でバーディーを奪って2打差に詰めたが、17番でバーディーチャンスを逃す。最終18番では2度バンカーに阻まれた。
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