“単独3位狙い”C・キムにVさらわれ…日本人プロの深刻劣化
【日本オープン】最終日
あっけない幕切れだった。
最終日はツアー未勝利の塩見好輝(29)が、前日の残りを消化して2位に4打差をつける通算3アンダー単独首位発進。「平常心を保つことが出来たらコースに勝てる」と、14番まで首位キープ。
ところが終盤4ホールで1ボギー、2トリプルボギーと崩れて通算5オーバー10位に終わった。
塩見に代わってイーブンパーの堀川未来夢(26)が単独首位に躍り出たが、17番、18番の連続ボギーで通算2オーバー2位フィニッシュ。
そして、「単独3位を狙っていた」C・キム(29)が最終18番でバーディーを決めて通算1オーバー。8打差の逆転優勝が転がり込んだ。
「日本オープンが難しい設定なのはよくわかるが、今回は簡単にボギーをたたいてしまう日本人プロの技術やメンタルの低さが見事に露呈した。日本ゴルフツアー機構も大会スポンサーも強い選手を育ててこなかったのが原因であり、これでは男子ツアーの人気はますます低下してしまう」(評論家・宮崎紘一氏)