五輪代表“当確”を勝ち取るために ポルトガルで語った野心
■「有名人になるチャンスやし」
海外組は代表招集機会が限られるという難しさがあるが、彼の所属するマリティモが「どんどん(代表には)行ってこい」というスタンスなのも前田には追い風だ。
「10月のUー22代表のブラジル遠征は、腰を痛めていたので回避しましたけど、クラブは東京五輪出場に前向きな姿勢なんで、僕としては有難いですね。本番まであと8カ月もあるのかと思うと長いけど、やっぱり五輪にはぜひ出たい。これまで五輪メンバーから外れて成功している選手もいますけど、出れるなら出た方がいいし、自分のサッカー人生も変わりますよね。有名人になるチャンスやし、子供にも『パパ、五輪出たよ』って言えたらいいと思います」と野心を前面に押し出す。
夢の実現のためにも、ポルトガルでの今後の戦いを大切にしなければならない。マリティモは本来なら上位にいるクラブだが、今季は2ケタ順位をウロウロしている。
直近11月3日のジル・ヴィセンテ戦も0ー2で敗戦。前田にはチームを勝たせる役割が託される。