横綱白鵬の“軽薄独り相撲”「首里城」土俵入り消滅の内幕
「うまいこと便乗しようと思ったんだろうけど、案の定、横綱土俵入りの意味を理解していなかったんだな」
ある親方がこう言って呆れるのが、横綱白鵬(34)だ。
かねて白鵬が熱望していたという、首里城での土俵入り。14、15日に行われる沖縄・うるま市巡業の前日13日に、火災で全焼した首里城で白鵬が四股を踏む……という計画だった。
3日の下関巡業では、「そういうのが(横綱の)役目。まだ(自分の)役目は終わってない気がする」と意欲満々だった。しかし、土俵入りは行われず、多くのメディアは「延期」と報じていた。
■延期ではなく「白紙」
冒頭の親方は「延期というのも違う」と、こう続ける。
「首里城での土俵入りは白鵬や勧進元が『そういうのをやりたい』と言っていただけで、協会に具体的な企画が持ち込まれたわけではない。調整をする以前の問題です。延期ではなく、白紙と言った方が正しい。そもそも、なぜいまこの時期に横綱土俵入り? と疑問に思った者は多い」