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茂怜羅(モレイラ)オズ

1986年1月21日生まれ。ブラジル・リオデジャネイロ出身。身長190センチ、体重90キロの偉丈夫ながらアクロバチックさと俊敏さを併せ持ち、後方から試合の流れを見ながらのパスセンスにもたけている。2007年に初来日。2012年に日本国籍を取得した。日本代表としてW杯に4回出場。FIFA年間ベスト5に5回選ばれている。

「来日して自分のたどってきた道は間違っていなかった」

公開日: 更新日:

「代表戦でPKを外した記憶はありません。決める自信があった。それなのに人生で一番、大事な場面でPKを外してしまいました。今でも心の傷は癒えていません」

 3位決定戦でロシアに敗れたが、オズがMVPに選出された。2011年女子W杯を制した女子代表・沢穂希に次いでW杯のMVPを獲得した2人目の日本人となった。

「MVPに選ばれるとは思っておらず、決勝戦をスタンドで観戦してホテルに戻ろうと歩いていたら、FIFA関係者に呼び止められて『MVPに決まった』と言われてビックリしました。慌てて試合用ユニホームに着替えて表彰式に臨みました。『優勝したポルトガル、イタリア、ロシアの選手に申し訳ない』と恐縮して小さくなっていましたが、他国の選手が笑顔で拍手を送ってくれたのでホッとしました。

 旧知のポルトガルGKから『決勝は普通のテンションでも勝てたけど準決勝の日本戦はハイテンションでプレーした。W杯で一番難しい試合だった』と聞かされ、チームメートと一緒に喜びを分かち合いました。来日して12年。日本のビーチサッカーのレベルアップのために努力してきました。自分のたどってきた道は<間違っていなかった>と確信できました」

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