森保ジャパン 6年ぶり東アジア王者の鍵は背番号10のMF仲川

公開日: 更新日:

 日本、韓国中国、香港の4カ国で東アジア王者を決める「東アジアE-1選手権」(韓国・釜山)。森保一監督率いる日本代表は10日、初戦の相手・中国を2-1で下して白星発進。2戦目・香港戦(14日午後7時30分キックオフ)に向け、現地でトレーニングに励んでいる。注目は、J1リーグで優勝した横浜Mの原動力となったMF仲川輝人(27)だろう。

 今季、鋭いドルブル突破と高い決定力で横浜Mをけん引し、15年ぶり4度目のJ制覇に導いた。仲川自身は得点王&MVPに輝き、初招集となった現日本代表ではエース番号の<背番号10>を与えられた。

 現地で取材中の元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏がこう言う。

「身長161センチ、体重57キロというサイズで、ボールを持てば、持ち味の俊敏な動きでドリブル突破を図る。相手選手を翻弄して自らシュートに持ち込むも良し、効果的なラストパスを供給していくも良し、というタイプの選手です。韓国入りした後は、体がやや重たい印象もありましたが、練習ではドリブル突破すべき場面や、ワンタッチではたいてチャンスを広げる場面など、局面に応じて『最小限の動きで最大限の効果を得る』ためのクレバーな動きも見られた。初戦の中国戦では出番に恵まれなかったが、香港戦と3戦目の韓国戦(18日午後7時30分キックオフ)では、背番号10を背負った仲川のアジリティーあふれるプレーが見られることでしょう」

 日本代表は、13年大会以来となる優勝に手が届くか? MF仲川が鍵を握っている――。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に