史上初の8強入り果たすも日本ラグビー界に立ち込める暗雲
ラグビー日本代表は、元号が改まった「元年」に強い。
平成元年(1989年)には、正代表ではなかったとはいえ、来日したスコットランドから史上初の金星を挙げ、令和となった今年も自国開催のW杯でこれまた史上初めての8強入りを果たした。
しかも、優勝候補のアイルランドを破り、スコットランドの正代表を倒してのベスト8だ。列島には「にわかファン」が急増し、代表チームのスローガン「ONE TEAM」は流行語大賞を受賞。11日に行われたパレードには“我らがヒーロー”をひと目見ようと5万人の観衆が丸の内を埋めた。
4年前に同じW杯で優勝候補の南アフリカを倒した実力が、本物だったことを証明したのだ。
パレードで凱旋したキャプテンのリーチマイケルは、ファンに謝辞を述べたあとで「さらに上を目指して」4年後に挑む決意を披露した。
ラグビー界にとっては実り多い一年間だった。