清宮協会副会長は自信たっぷり ラグビー新プロL構想の勝算
日本ラグビー協会の清宮克幸副会長(52)が昨19日、さいたま市内で行われたパネルディスカッションに、日本トップリーグ機構会長の川淵三郎氏らともに登壇。自身が進める2021年からの新プロリーグ創設について「(協会内で疑問視する声もあるが)粛々と進めていく」と話した。
リーグの収入源について聞かれると、「ラグビーは世界中からトップ選手を呼べる。サッカーやバスケとは違う。世界を見据え、(収入は)放映権料を柱にして成功させる」と自信タップリ。強豪国のスター選手を新リーグに引き入れ、海外にも放映権を売っていくという算段だ。
同副会長が言う通り、欧州はともかく、ニュージーランド(NZ)、豪州、南アらの南半球で行われているスーパーラグビー(SR)は、日本のトップリーグ(TL)とは、シーズンが被らないため、各国の代表選手を日本に招へいするのは可能だ。実際、これまでも現役のオールブラックス選手が日本でプレー。来季はNZナンバー8で主将のキーラン・リード(34=トヨタ)、豪州フランカー、デービッド・ポーコック(31=パナソニック)らが日本の企業チームと契約した。
仏メディアによれば、ラグビープロリーグの放映権料最高額は仏トップ14の約140億円で、SRが約50億円。清宮副会長の目論見通り、有力選手を集めて各国のテレビマネーを確保できるのか。