著者のコラム一覧
佐々木裕介フットボールツーリズム アドバイザー

1977年生まれ、東京都世田谷区出身。旅行事業を営みながらフリーランスライターとしてアジアのフットボールシーンを中心に執筆活動を行う。「フットボール求道人」を自称。

U-23現地取材で見えた 東南アジアサッカーの「光と影」

公開日: 更新日:

 また対立候補としてFAT会長選出馬を目論んでいたマクディ氏(前FAT会長)が開いた会見にも多くのメディアが群がった。2007年から8年間、FAT会長を務めた彼は、FIFA(国際サッカー連盟)理事職も兼務していたが、在任中に起こした幾つもの汚職事件に対し、裁判所からサッカー関連活動を禁止されていた。

 有罪判決を受け、またFIFAからも停職処分を受けた者への出馬は認めないという(ソムヨット会長名での)FATからの通達に対する反論会見だった。会長の椅子に座り、吸った蜜はよほど甘かったのだろう。彼はまだ出馬を諦めていないという。どんな世界でも<金と権力>の周辺には、ドロドロとした話はつきものなのだ。

■若き才能たちに計画的な強化プランと予算を

 この原稿を執筆している最中、西野監督がU-23アジア選手権の活動報告へFATを訪れたというライブ映像が流れてきた。ソムヨット会長との会談後の囲み取材では、以前より話題になっていた契約延長オファーついても話し合いがあったことを認め、更に2年の延長にて大筋で合意したことも明かした。それにしても。再契約で幾らもらえるのか、気になってしまう。しがない貧乏ジャーナリストのひがみでしかないのだが……。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇